寒暖差でアレルギーを起こす理由

そもそも寒暖差でアレルギーを起こしてしまうのはどうしてでしょう。

寒暖差アレルギーの原因である暑さ寒さの気温差に対応できないなんて、どう考えても体の機能が衰えているとしか思えない…。  
確かに運動不足や栄養状態などのバランスが悪いと、身体も異常をきたします。ここで寒暖差アレルギーを起こしやすい人、環境とはいったいどうなのかを検証してみたいと思います。

暑い

まずは寒暖差アレルギーを起こしやすい人とはどのようなタイプの人でしょうか。

寒暖差に対応しにくいという観点からみると、比較的女性の方がなりやすいと言います。 例えば気候的に急に気温が下がったとします。なんの準備も無く薄着のまま過ごしたとしましょう。
すると身体は寒さのせいで体温までもが下がろうとします。基本的に体温が下がっても筋肉が熱をつくり出し、体温を維持する機能が働くので心配はいりません。 ですが、女性は男性に比べて筋肉量が少なく熱の生産量も少ないため、気温差についていけないという事態になります。

寒い一方、皮下脂肪に関しては、女性の方がつきやすい傾向にありますよね。厄介なのはこの皮下脂肪です。脂肪そのものが温まりにくいことから、一度冷えてしまうと体温が上がりにくく、低体温や血行不良を起こしやすいことに繋がります。 これらが男性より対応しにくいという理由です。

女性に限らず、子どもでも同じようなことが言えます。子どもは風の子と言いますが、もともとアレルギー体質の子などは筋肉量とは関係なく寒暖差にも対応しにくいこともあります。



では、起こしやすい環境はどうでしょう。

これは男女を問わず言えることですが、キンキンに冷え切ったクーラーの効いた部屋にずっと居たとしましょう。そこから急に真夏のギラギラした屋外へ出たとします。すると、その急激な気温差に身体は対応しきれない状態になります。これを1日の間に何度も繰り返したりすると、増々身体はついていけなくなってしまいます。   この真逆の環境でも同じようなことが起こります。ポカポカと暖かい部屋から冷え切った屋外への移動などです。   気候的なものでは、まさに秋や春などの季節の変わり目が要注意です。朝晩の気温差が10℃以上もあったり、昨日まで暖かかったのに寒気のせいで翌日との気温差がこれまた10℃以上あったり…。毎年、同じ時期になると同じようなことを口にしていませんか?

「この時期は憂うつだわ…」ってね。   女性の方なら身に覚えがあるのではないでしょうか。  
このように風邪や花粉症に似た症状のほかに頭痛やイライラなどの症状が出るのは、寒暖差によって自律神経が誤作動を起こすことで、鼻の機能がうまく働かないだけでなく体温調節や情緒にまで影響を及ぼすからなのです。



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