予防できるんです!
寒暖差アレルギーによって鼻水や頭痛などの症状が出ても、風邪ではないので“寒暖差アレルギーそのものを治す”薬は存在しません。花粉症ですら症状を抑える薬くらいしかないのです。
だったら、予防すればいいんです。
キーワードは“防寒ファッション”“筋肉”“食事”“自律神経”の4つに絞りましょう。
まずは“防寒ファッション”
女性なら、オフィスで夏でも薄手のカーディガンを羽織ったり、足が冷えないようにと靴下を履いたりと何かしら工夫を凝らして、冷えから身体を守っていませんか。女性は冷え性や冷えによる不調に敏感ですよね。 要するにこれなんです。
急激な気温差に身体をさらさなければいいのです。
朝晩の気温差、周期的な気温差などにすぐに対応できるよう常に準備しておくことがポイント。インナーや上着などあらゆる状況に対応した商品はいくらでもあります。急激な気温差から身体を守るには、やせ我慢せずに一枚多く羽織ってください。かっこ悪くなんかないですよ!むしろ防寒ファッションを楽しんでみましょう。 鼻水を垂らして頭痛に悩むほうがずっとかっこ悪いと思いません?
また、温かいとことから、寒いところに出る際には、マスクをして寒暖差を最小限に抑えましょう。
“筋肉”
防寒ファッションが苦手ならいっその事“マッチョな身体を造る”という手もありますよ。少し抵抗のある表現をしましたが、マッチョとまではいかなくても程よく筋肉をつけるという意味です。 普段から運動を心がけている人は、少なからず筋肉を維持出来ていると思われますが、あまり運動をしていない人は要注意ですよ。
筋肉は体内で熱を生産する大事な働きをしています。この筋肉が衰えていると外からの気温差に対応できず、寒暖差アレルギーになりやすい身体になってしまうのです。寒暖差に負けないためには、自力で体温を調節できる筋肉をつけることも重要なのです。特に、筋肉量の少ない女性は注意しましょう。筋トレに抵抗のある女性には、ヨガもおすすめですよ。
“食事”
寒暖差に負けない身体造りに欠かせないのが、やはり食事です。 どんなに立派な筋肉を持っていても、身体を冷やす食生活を送っていたら台無しです。内側の冷えは、食事を見直すことから始めなくてはいけません。
例えば、生姜やにんにくは身体を温めてくれる食べ物として有名ですよね。ジンジャー○○などとあらゆる商品が出回っています。こうしてみると世間では“冷え”に対する意識は高いようです。この調子で、ジャンクフードはやめて食生活の見直しをしてみましょう。
“自律神経”
寒暖差に限らず、自律神経を乱してしまう原因は他にもたくさんあります。ストレスや過労などですでに自律神経が乱れていた場合、寒暖差にも敏感に反応してしまうでしょう。気温差7℃までなら大丈夫と言われる自律神経も、7℃以下の気温差で反応してしまうかも…。
身近な解消法は、ぬるめのお湯に浸かることです。夏になるとシャワーだけで済ましてしまいがちですが、クーラーで冷えた身体をお風呂に浸かって温めてあげてください。一年を通して、ゆっくり長く湯船に浸かる日をスケジュールに入れましょう。ぬるめのお湯に長時間浸かることで、自律神経の機能が活発になりますよ。